私は夏になると、初めてコペンハーゲンを訪れた日を思い出します。その日、私はコペンハーゲン中央駅からストロイエを通って、ニューハウンまで歩きました。このコースの途中で目にした風景は、今でも瞼に焼き付いています。夏に限らず、天気の良い日ならば、いつでもとても素敵な風景を見せてくれる最高の散歩道だと思っています。そして、散歩の終点はニューハウンです。ここでビールを飲むのが、至福の時なのです。
今回も、貴方にとってほっとする「ひととき」になってくれれば幸いです👇
👆スマートで高級感あふれるデンマーク発の「ひととき」を、ぜひ貴方に。
コペンハーゲン中央駅からニューハウンまでの地図
Kobenhavn (コペンハーゲン中央駅)→チボリ公園→City Hall square(コペンハーゲン市庁舎)→ストロイエ→コンゲンス・ニュートー広場→ニューハウン
コペンハーゲン中央駅からニューハウンまで歩いてみましょう。ほんの20分程度です(途中にある、レゴストア本店やロイヤルコペンハーゲンなどの多くの魅力的な店舗に立ち寄らなければ、の話です)。
「ストロイエ」は、デンマークの首都コペンハーゲンにある世界最初の歩行者専用道路で、ヨーロッパ最長クラスです(現在の最長記録は、フランス、ボルドーのサントカトリーヌ通り)。ストロイエはコペンハーゲン市庁舎からコンゲンス・ニュートー広場までの約1.1キロメートルにわたって続いています。
コペンハーゲン市庁舎(City Hall Square)
市庁舎が建てられたのは1892~1905年。建築家Martin Nyrop氏によるナショナル・ロマンティックスタイルの建築で、イタリアのシエナ市庁舎からインスピレーションを得たそうです。市庁舎の真ん中にある中庭は、一般公開されています。この中庭は、いつもあまり人がいない、都会のオアシス的な穴場です。一度訪れてみてはどうでしょうか?
アンデルセン像
市庁舎の外に出ると、西側にアンデルセンの銅像があります。チボリ公園の方を見ている像は、いつまでも子供の心を忘れないアンデルセンを表現しているようですね。
ストロイエの通りに面するレゴストア本店とロイヤルコペンハーゲン本店
ストロイエ通りは、たくさんのショップやお洒落なカフェ、レストランが軒を連ねており、デンマークを代表する企業、例えばレゴの本店やロイヤルコペンハーゲンの本店もここで見つけることができます。
レゴストア本店
レゴブロック:子供の頃、誰もが手に取って遊んだことがありますよね?
展示品を見ているだけで、思わず顔がほころんでしまします。子供の頃を思い出して、自分でお城を作ってみてはどうですか? もちろん、レゴブロックで!
価格:4999円 |
ロイヤルコペンハーゲン本店
いかにも高級店の店構えを醸し出す、ロイヤルコペンハーゲンは、誰もが知っているデンマークの陶磁器メーカーです。正式名称は、「ロイヤルコペンハーゲン陶磁器工房」といいます。
絵付けはすべて手描きで、製品の裏側にはロイヤルコペンハーゲンのマークと、アーティストのサイン、シェーブナンパーが入れられています。
店内には、なかなか手が出ないような価格の陶器が並べられています。
*2004年以降、ロイヤルコペンハーゲンの製品は、タイで製造されるようになっているのです。なぜか、少し残念な気持ちになってしまうのは、私だけでしょうか。
上品な風格を持ったカップ&ソーサーですね
しかし・・・。実はあまり知られていないのですが、店内の奥にある階段を上がっていくと、B級品を破格の低価格で販売しているのです(ただし、いつでも販売しているわけではありません)。B級品と言っても、虫眼鏡で見なければわからないようなピンポールから明らかに歪みがあるような物まで千差万別です。こんな商品を見てみるのも、ここでしかできない経験ですね。
コンゲンス・ニュートー広場
コンゲンス・ニュートー広場とは、デンマーク語で「王様の新広場」という意味。ストロイエの東端にあり、ニューハウンの東側で接しています。この広場を抜けると、人々の賑やかな声が聞こえてきます。時には笑い声が、また、何処からか歓声があがることもあるでしょう。
そうです、いよいよニューハウンが見えてきます。
ニューハウンは、デンマークの首都であるコペンハーゲンにある港町です。カラフルな美しい外装の家が運河沿いに並んでおり、お洒落なレストランやカフは、人々を癒す場所になっています。ここは、1671―1673年にかけて国王クリスチャン5世により建設されました。ニューハウン(「新しい港」を意味します)は、北欧最古の人工港です。海流により、海水が常時入れ替わり、ヘドロが堆積しないため、港の建設に適していたのです。
私は、「ニューハウンの何処が好き?」と聞かれれば、「開放的で気持ちの良い空間」と答えたくなります。キザな答えだと思われた方、ぜひ一度ニューハウンを訪れてください。多くの方は、同じ気持ちになるのでは?
童話作家のアンデルセンは、晩年までニューハウンに住んでいたことで知られています。彼が暮らした住居は3か所とされていますが、最初に住居としたのは「ニューハウン20番地」です。この地には、アンデルセンの名前が記されたプレートが埋め込まれ、今でも多くのファンが訪れています。
ニューハウン20番地
アンデルセンの名前が記されたプレートが埋め込まれています
ニューハウンには、お洒落なレストランやカフェを楽しめる店が多いです。
北欧の人々は、大変なコーヒー好きとして知られています。
でも、多くの人々は手に同じものを持っているのです。
そうです、ビールです。
こんな人もいますね。まるでビールと友達のようです。
「デンマークは、ビールの本場です」といえば、「本場は、ドイツやベルギーでは? あるいはイギリスかチェコかな?」という声が聞こえてきそうです。でもデンマークは、ビールの本場として恥ずかしくない歴史を持っているのです。 次回は、デンマークのビールについて触れてみましょう!
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